- プロポーズのバラ、ウエディングのブーケなど想い出がつまったバラを残したい!
- バラを自分で簡単にドライフラワーにして残したい!
と考えていませんか?
この記事で紹介する「自然乾燥させる作り方」は初めての方でも自分で簡単にバラのドライフラワーを作ることができます。
私はバラの保存加工専門店の代表です。
年間、数千本のバラをドライフラワーにしています。
この記事では、
- 自然乾燥でバラをドライフラワーにする作り方
- バラをきれいにドライフラワーにするタイミング
- バラの下処理
- バラの吊るし方
- 自然乾燥でドライフラワーにするとどれだけもつか
を写真を交えながらご紹介します。
記事を片手にご自分で簡単にバラのドライフラワーを作ることができます。
自然乾燥の方法以外のバラを少しでも長くきれいに残す方法はこちらに紹介しています。
参考ください。
自分で簡単にバラを自然乾燥でできるバラのドライフラワーの作り方
直射日光のあたらない、湿度が高くない、風通しの良い場所にバラを逆さに吊るして、2週間ほど、自然乾燥させます。
バラ全体が完全に乾けば完成。
たったこれだけで、バラのドライフラワーが完成します。
直射日光が当たる場所だと変色しやすくなります。
湿度が高く、風通しが悪いとカビが生えるので注意が必要です。
絶対に失敗したくない場合の一番確実な方法として、吊るしているバラに扇風機やエアコンの風を直接あてると短時間でドライフラワーになるのでおすすめです。
髪をドライヤーで乾かすのと同じで、バラに直接風を当てるとより早く確実にドライフラワーにすることができます。
どんな状態のバラがきれいに仕上がるか
きれいな生花の状態の方がきれいにドライフラワーになりやすい。
一般的には7分咲きくらいが目安とされていますが、自分がきれい!と思うタイミングで良いです。
プロポーズやウエディングのブーケなど、バラと一緒に残したい想いがある場合は今の状態が一番きれいなはずなので、すぐに吊り下げて、自然乾燥させてみてください。
少し傷んできた状態でも諦めないでください。
ドライフラワーになります。
いかにも枯れかけですという状態でも吊り下げておけば、ドライフラワーになり、より長く楽しむことができます。
吊り下げている時に花びらが少し揺れるだけでハラっと散るような状態でもチャレンジしてみてください。
自然乾燥でバラをドライフラワーにする時の吊るし方
1本の場合と束に吊るす場合を分けてお伝えします。
バラを1本吊るす場合
クリップで挟む
バラをフックのような突起部分と一緒にクリップで挟む方法です。
クリップで挟むところがない場合は、紐を垂らしてクリップで止めていく方法も有効です。
かすみそうなど他のお花も同様に吊り下げるだけでドライフラワーになるので試してみてください。
マスキングテープで貼る
マスキングを使って、バラとフックのような突起部分にまく方法です。
バラを逆さに吊るして、壁に茎の先端をマスキングテープで貼って固定させても良いです。
マスキングテープの粘着がちょうど良く使いやすいです。
洗濯ばさみ&ゴム
洗濯ばさみで茎を挟んで、輪ゴムを通していろんなところに引っ掛ける方法です。
どこのご家庭でもありそうなもので汎用性が高いのでご紹介しました。
3つの方法をご紹介しました。
参考にしてみてください。
束にして吊るす場合
茎の先端付近を紐や輪ゴムなどで固定し、どこかに引っ掛けてください。
ドライフラワーになるとバラの茎も細くなっていくので、くくり方が悪いとバラが落ちてしまうので要注意。
たくさん束にして吊るすと乾きにくいので、多くても5、6本程度にしましょう。
上手くできるか心配なら1本ずつ吊るすのがおすすめです。
自然乾燥させたドライフラワーはどれだけもつか?
ある程度きれいな状態を保つのは半年~1年くらいです。
時間が経てば、よりくすんだ色になりますが、それも味わい深くで私は好きです。
より長持ちさせるために気をつけたいこと
バラをドライフラワーにした後の保存環境で気をつけたいことが
- カビの発生
- 色の退色
この2つです。
カビの発生を抑える
せっかくバラをきれいにドライフラワーにできても白カビが生えると捨てないといけなくなり、残念ですよね。
ドライフラワーのバラのカビの発生を抑える3つのポイントが
- バラをきちんと乾燥させる
- 高温多湿を避ける
- 埃をとる
です。
ドライフラワーにした後に水分がバラに残っているとカビが生えます。
しっかりと乾燥させる必要があります。
高温多湿、埃がついた環境もカビが生えやすいので注意しましょう。
色の退色
直接日光が当たる場所にドライフラワーになったバラを置いていると退色の原因になります。
できるだけ光があたらない場所で保管しましょう。
まとめ
バラを自然乾燥でドライフラワーにする作り方をご紹介しました。
直射日光のあたらない、湿度が高くない、風通しの良い場所にバラを逆さに吊るして、2週間ほど、自然乾燥させるだけで半年~1年きれいな状態を保つドライフラワーをつくることができます。
とっても簡単に自分でできるので、ぜひチャレンジしてみてください。
生花のバラのかたちをもう少し残したい場合はシリカゲルでドライフラワーにする方法がおすすめです。
シリカゲルで作るバラのドライフラワーの詳しい作り方はこちらの記事を参考ください。