2人の想い出のプロポーズのバラの花束を美しい状態で永く残したいと悩んでいませんか?
この記事を読むと、自分の好みにあったプロポーズのバラの保存方法がわかるようになります。
私はバラのレジン保存加工の専門店の代表です。
年間数百件のプロポーズのバラの保存をさせて頂いております。
この記事では、バラの3つの保存方法と特徴をご紹介します。
この記事を読み終えると、自分の好みに合ったプロポーズのバラの花束の保存方法が分かります。
プロポーズのバラの花束3つの保存方法
プロポーズのバラを保存する3つの方法は、
- 花瓶に飾る
- ドライフラワーにする
- レジン(樹脂)に閉じ込める
この3つです。
1つずつ詳しく説明します。
プリザーブドフラワーは花が完全に咲く前に防腐剤と着色料を吸い上げ加工する必要があるため保存方法から省いております。
プロポーズのバラの花束を花瓶に飾る
バラを花瓶に生けて生花の状態で楽しみます。
約2日~2週間ほどきれいな状態を楽しめます。
日数に幅があるのは
- バラの水を吸い上げる力の強さが生産の仕方によって個体差がある
- 生産者がバラをカットしてからどれだけ日数が経っているかわからない
ためです。
プロポーズのバラの花束を花瓶に飾る良さは、なんといってもバラの自然な色味、変化を楽しむことができる点です。
プロポーズにバラを花束で貰った場合は何本かは花瓶に飾って楽しむのがおすすめです。
今、プロポーズのバラが花束の状態ならすぐにやってほしいこと
すぐにプロポーズのバラの花束を花瓶に移し替えて下さい。
花束には、茎の先に水や保水ゼリーが少しだけ入っているだけの状態です。
花束の状態はバラが長持ちする環境ではないです。
生花で楽しむ以外の方法はまず、きれいな水が入った花瓶に飾ってからゆっくり考えるのがおすすめ。
家に花瓶がない!足らない!場合は、食器用洗剤できれいに洗ったバケツやガラス瓶などの容器に水道水を入れ花束から移し替えて下さい。
プロポーズのバラの花束を花瓶に飾り長持ちさせたい時のポイントと飾る手順はこちらの記事を参考ください。
プロポーズのバラをドライフラワーにして保存する
プロポーズのバラを乾燥させ、ドライフラワーにして保存する方法です。
バラをドライフラワーにすると、半年から1年は綺麗に飾ることができます。
自分でできるバラをドライフラワーにする方法は2つあります。
- 吊るして乾燥させる方法
- シリカゲル(乾燥剤)に入れる方法
どちらが自分に適しているかは、下の2つのポイントを参考に選ぶと良いです。
吊るして乾燥させる方法
直射日光の当たらない、風通しの良い日陰に逆さに吊るしておけば、2週間くらいでドライフラワーになります。
特別な材料や特殊な技術が何もいらず誰でも簡単にドライフラワーにすることができます。
湿度が高い、風通しの悪いところで吊るしているとカビが生えたりするので注意が必要です。
あまり風通しが良くない場所で上手くできるか心配な場合は、エアコン(送風)や扇風機の風を直接吊るしたバラにあてるのが効果的です。
- 生花のサイズより花の部分がかなり小さくしぼむ
- 鮮やかな色からくすんだ色に変わる
- 質感がカサカサになる
- 生花に比べ脆い
吊り下げて作るバラのドライフラワーの詳しい作り方はこちらの記事を参考ください。
シリカゲル(乾燥剤)に入れる方法
容器の中にバラを入れ、ドライフラワー用のシリカゲル(乾燥剤)に埋めると、2週間ほどでドライフラワーになります。
吊るして乾燥させる方法より手間はかかりますが、より生花に近いかたちで残すことができます。
シリカゲルの中にバラを入れる時にバラの形がいびつにならないようにするのがポイント。
- 元の生花のサイズより少しだけ小さくなる
- 鮮やかな色からくすんだ色に変わる
- 生花の質感に近い形で残る
- 生花に比べ脆い
シリカゲルで作るバラのドライフラワーの詳しい作り方はこちらの記事を参考ください。
プロポーズのバラをレジン(樹脂)に保存する
プロポーズのバラを乾燥させ、レジン(樹脂)の中に保存する方法です。
プロポーズのバラをレジンに保存する方法はまず、バラをドライフラワーにして、レジンの中にドライフラワーにしたバラを閉じ込めます。
レジン保存加工には専門の材料と技術が必要なので、専門店にお願いしたほうがよいです。
個人でも出来なくはないですが、材料を揃えていると大切なプロポーズのバラが枯れてしまいます。
材料があっても良く分からないまま制作すると、樹脂の中が気泡だらけになったり、樹脂がきちんと固まらず失敗する可能性は高いです。
また、材料の樹脂は非常に高価です。
プロポーズのバラのレジン保存加工はプロに任せた方がよいです。
バラのレジン封入の良い点は
- 2人のプロポーズの想い出が長くきれいに残る
- 色んな形に加工できる
- 水のように透き通る透明感
上記の点にあります。
2人のプロポーズの想い出が長くきれいに残る
プロポーズのバラのレジン封入の一番良いところは綺麗な状態を長く保つことができるところです。
当店の場合は10年以上はきれいな状態を保ちます。
一度、ドライフラワーに加工するので、生花のような鮮やかさは多少失いますが、それでもレジン保存は2人のプロポーズの想い出を一番長く残す方法だと言えるでしょう。
2人のプロポーズの想い出をカタチに残すバラのレジン オブジェ
色んな形に加工できる
型を作り、そこにレジンを流しこみ形を作っていきます。
型さえあれば、どんなものでも作ることができます。
例えば、
結婚の約束をしたプロポーズのバラで今度はみなさんの前で結婚の誓いをすることができます。
バラをまるごと閉じ込める場合は作るものが限られてきますが、花びらのみを使うと制作の幅はぐっと広がります。
バラの花びらを使い日常で身に付けることができるアクセサリーや箸置きにできる点はレジンならではです。
他にどんなものが作れるかは過去の制作事例、こちらの記事をご参考ください。
水のように透き通る透明感
質が良い高級なレジンを使うと非常に透明感のある仕上がりになります。
気泡がほとんどないのは、当店の制作技術によるものです。
レジン封入もずっと綺麗な状態を保つことができるわけではないです。
経年変化でレジン自体が黄色くなる特性があります。
当店では、黄色くなりにくい高級なレジンを使用していますが、経年変化でまったく黄色くならないかといえばそんなことはありません。
バラのレジン保存加工の特徴の詳細はこちらの記事を参考ください。
プロポーズのバラはもらってすぐ加工するのが一番綺麗に保存できる
ドライフラワー、レジン保存加工どちらにするにしてもバラはより綺麗な状態の方が加工後も綺麗に仕上がります。
プロポーズのバラは手渡す時が花が咲いた最も綺麗な状態です。
ですので、プロポーズの後なるべく早く加工するのが綺麗に保存ができるポイントです。
時間が経過すればするほど、バラの状態は悪くなっていきます。
もし、この記事を読んで
- ドライフラワーにしよう!
- レジン保存加工をしよう!
そう決めたらすぐに行動に移した方がキレイな状態で保存することができます。
まとめ
プロポーズのバラの3つの保存方法
- 花瓶に飾る
- ドライフラワーにする
- レジン(樹脂)に閉じ込める
それぞれの特徴はわかりましたか?
生花を含めた比較表を下に記載します。
花瓶に飾る | ドライフラワー | レジン保存加工 | |
加工方法 | 花瓶に飾る | ・吊るして乾燥させる ・シリカゲルに入れる | ドライフラワーにしてレジンに保存 |
加工のしやすさ | 手軽にできる | 手軽にできる | プロに任せる |
保存 | 数日で枯れる | 半年~1年は綺麗に飾ることができる | 10年以上綺麗な状態を保つ |
その他特徴 | ・色が鮮やか ・香り | ・くすんだ色味 ・ドライの質感 | ・色んな形に加工できる ・水のように透き通る透明感 ・経年変化でレジンが黄色くなる |
ドライフラワーの色味と質感が好き!手軽に自分でやってみたいという方はドライフラワーがおすすめです。
できるだけプロポーズのバラを綺麗に長い間残しておきたい!という方はレジン保存加工がおすすめです。
①ドライフラワーになった時の質感
②制作難易度